2013年6月14日金曜日

幼虫

今日は、最近撮影した昆虫の幼虫2種をご紹介したいと思います。

まずはアシナガバチの幼虫。
自宅の軒先に営巣していたのを撤去した際に撮影しました。

アシナガバチの幼虫
※苦手な方のために、このページには写真を表示していません。
勇気のある方はリンクをクリックしてください。

ここ、伊那地方は昆虫食で有名です。
いわゆる「蜂の子」としてメジャーなのはクロスズメバチの幼虫ですが、アシナガバチも同じように食べる事ができます。
写真の蜂の子もこのあと……と言いたいところですが、食べませんでした。
我が家では、昆虫は日常的な食品ではないので……。

気を取り直して、次は蝶の幼虫です。



正確な種類はわかりませんが、ヒョウモンチョウ類の幼虫と思われます。
どなたか詳しい方、コメントをお願いします。

ちなみに、ヒョウモンチョウ類の成虫の姿は、ウィキペディアの記事からご覧ください。

ヒョウモンチョウ族 - Wikipedia

これらの幼虫は、蛹の段階を経て、軽くて頑丈な体を持ったアシナガバチや、美しい羽根を持った蝶になります。
昆虫の生態は不思議に満ちていますが、幼虫から成虫への体の変化は、そのなかでも特に神秘的なものだと思います。

昆虫好きは多くても、「成虫より幼虫のほうが好き」という人は少ないと思います。
でも、この記事を読んで幼虫に興味を持たれた方もいるのではないか、と期待をこめて、幼虫にちなんだ本を紹介します。
イモムシハンドブック
安田守/著 高橋真弓/監修 中島秀雄/監修
<オンライン書店e-hon>

イモムシハンドブック2
安田守/著 高橋真弓/監修 中島秀雄/監修
<オンライン書店e-hon>

※e-honの会員登録の方法は、こちらをご覧ください。

この2冊は、蝶や蛾の幼虫、いわゆるイモムシ専門の図鑑です。
著者の安田守氏は、伊那在住の写真家で、この2冊以外にも昆虫に関する著作がたくさんあります。
ブログなどを拝見する限り、かなりのイモムシ好きのようですね。

今の季節、野外ではたくさんの幼虫が観察できます。
当ブログでも、また幼虫の写真を掲載したいと思いますので、ご期待ください。

2013年6月1日土曜日

ヒメギフチョウの孵化

今年も我が家でヒメギフチョウが孵化しました。

卵が産みつけられている葉っぱは、ヒメギフチョウの食草であるウスバサイシンの葉です。
卵の色は、見る角度によって変わるのでうまく例えられませんが、まるで真珠のようで非常に綺麗です。

幼虫はこのあとウスバサイシンを食べて成長し、6月下旬には蛹になります。



蛹の期間が非常に長いのがギフチョウと共通の特徴で、なんと蛹のまま越冬して、来年の春にようやく羽化して蝶になります。